2021.02.09
朝日新聞(関西版)に掲載されました!
今回掲載して頂いた弊社の「黄白」の金封は
関西方面などで使用する地域が多い仏事用ののしです。
水引の起源は遥か飛鳥時代にさかのぼります。
遣隋使の小野妹子が帰朝した際
隋からの贈り物に紅白水引の麻紐が結ばれていました。
室町時代以降、麻紐だった水引が現在のような和紙に変わり
江戸時代には元結(もとゆい)という髪を結うための紙ひもを作る産業が発展しました。
飯田は冬でも暖かく雨の少ない温暖な気候で
和紙の原料となる楮(こうぞ)や三椏(みつまた)などが豊富で
そして街道の要所として東西の文化が行き交い流通が盛んであった事など
水引作りに必要な条件をいくつも兼ね備えていました。
水引を加工したり結ぶ作業は、現在も全て手作業で心を込めて行われています。
朝日新聞(関西版) 2021年2月4日(木) 掲載記事